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特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第8集 外来でできる迅速キット検査
溶連菌
著者: 設楽政次1 梅津静子1 板垣智之1
所属機関: 1佼成病院臨床検査科
ページ範囲:P.45 - P.47
文献購入ページに移動溶連菌とは,血液寒天培地でベータ(β)溶血を示すレンサ球菌の総称であり,Streptococcus pyogenes,S. agalactiae,S. dysgalactiae subsp. equisimilis,anginosus group(S. anginosus,S. constellatus,S. intermedius)などが含まれる.また,細胞壁に存在する多糖体の抗原性の違いにより群別されるが,必ずしも1つの群が分類上の1菌種であるとは限らない.
S. pyogenesはA群抗原,S. agalactiaeはB群抗原,S. dysgalactiae subsp. equisimilisは菌株によりC群,G群,A群抗原を,anginosus groupは菌株によりF群,A群,C群,G群抗原を有する1).
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