文献詳細
特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第8集
血液検査 血球検査
文献概要
異常値の出るメカニズムと臨床的意義
白血球は骨髄で造られ,身体に侵入した細菌や異物を取り込み,消化,分解する.したがって,白血球の増減は骨髄での産生および生体の防御反応の程度に応じる.
白血球は5種類存在し,それぞれ役目が異なるため,それらの増減は異なった臨床的意義を有する.好中球は細菌感染症や組織壊死の際の貪食,殺菌に働き,好酸球・好塩基球はアレルギーに関与する.リンパ球は免疫グロブリン産生にかかわるBリンパ球,細胞性免疫にかかわるTリンパ球,細胞傷害作用をもつNK細胞などを含み,ウイルス感染症,アレルギーで増加する.単球は貪食作用,抗原提示,サイトカイン産生などに働く.
白血球は骨髄で造られ,身体に侵入した細菌や異物を取り込み,消化,分解する.したがって,白血球の増減は骨髄での産生および生体の防御反応の程度に応じる.
白血球は5種類存在し,それぞれ役目が異なるため,それらの増減は異なった臨床的意義を有する.好中球は細菌感染症や組織壊死の際の貪食,殺菌に働き,好酸球・好塩基球はアレルギーに関与する.リンパ球は免疫グロブリン産生にかかわるBリンパ球,細胞性免疫にかかわるTリンパ球,細胞傷害作用をもつNK細胞などを含み,ウイルス感染症,アレルギーで増加する.単球は貪食作用,抗原提示,サイトカイン産生などに働く.
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