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文献詳細

雑誌文献

medicina47巻11号

2010年10月発行

文献概要

特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第8集 血液生化学検査 糖質および関連物質

インスリン,C-ペプチド

著者: 河盛隆造1

所属機関: 1順天堂大学大学院(文科省事業)スポートロジーセンター

ページ範囲:P.224 - P.226

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異常値の出るメカニズムと臨床的意義

 インスリンとC-ペプチドは等モルで膵β細胞より分泌される.血中インスリンレベルの測定は,内因性分泌動態の追跡に必須となる.一方,血中インスリンを測定できない場合に限って血中C-ペプチドを測らざるを得ない.例えば,現在多用されているインスリンアナログ製剤注射中患者で,内因性インスリン分泌能がどの程度保持されているかを検索する際に,血中C-ペプチド測定が意義を有する.

 肥満がない(インスリン抵抗性がないと考えて),血糖日内変動が正常域にある例のインスリン分泌率,分泌量はどうであろうか.

参考文献

1)羽倉稜子・他:糖尿病および健常者のインスリン分泌能─グルコース負荷量からの検討.糖尿病26:294,1983

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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