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特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第8集 血液生化学検査 血中薬物濃度
抗てんかん薬,向精神薬
著者: 岡島由佳1
所属機関: 1昭和大学病院附属東病院精神神経科
ページ範囲:P.293 - P.295
文献購入ページに移動異常値の出るメカニズムと臨床的意義
■抗てんかん薬
抗てんかん薬による有効的な治療には,血中薬物濃度測定(therapeutic drug monitoring:TDM)が不可欠である.指標となる治療有効濃度範囲は,効果発現閾値(下限値)と急性副作用発現濃度(上限値)の幅を,多数の症例についてみた統計学的数値である.そのため,抑制効果や副作用の出現について,測定値が発作の臨床的判断に先行するものではないことを留意しておくことが重要である.
■抗てんかん薬
抗てんかん薬による有効的な治療には,血中薬物濃度測定(therapeutic drug monitoring:TDM)が不可欠である.指標となる治療有効濃度範囲は,効果発現閾値(下限値)と急性副作用発現濃度(上限値)の幅を,多数の症例についてみた統計学的数値である.そのため,抑制効果や副作用の出現について,測定値が発作の臨床的判断に先行するものではないことを留意しておくことが重要である.
参考文献
1)大嶋明彦:炭酸リチウム,上島国利(編):精神科治療薬ハンドブック,改訂4版,pp 215-220,中外医学社,2003
2)岡島由佳,上島国利:抗てんかん薬/向精神薬.medicina 36(増刊号):434-436,1999
3)和田一丸,兼子 直:抗てんかん薬.臨精医33(増刊号):657-662,2004
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