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特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第8集 血液生化学検査 血中薬物濃度
抗菌薬
著者: 西園寺克1
所属機関: 1防衛医科大学校病院検査部
ページ範囲:P.298 - P.301
文献購入ページに移動 治療薬物濃度モニタリング(therapeutic drug level monitoring:TDM)の対象薬剤としての性質は要約すると以下の5つである.
(1)測定結果について中毒濃度,有効濃度を評価できる.
(2)迅速な測定系を利用できる.
(3)代用薬剤がない.
(4)服薬義務違反により患者に不利益が生じる.
(5)長期投与が必要で患者の薬剤代謝(肝機能・腎機能・薬物相互作用)の変化により血中濃度が変化する.
抗菌薬の場合は,静脈投与の薬剤が対象なので,服薬義務違反が生じることはない.抗痙攣薬のような長期投与は通常,実施しないが,一部薬物相互作用が認められることがある.
(1)測定結果について中毒濃度,有効濃度を評価できる.
(2)迅速な測定系を利用できる.
(3)代用薬剤がない.
(4)服薬義務違反により患者に不利益が生じる.
(5)長期投与が必要で患者の薬剤代謝(肝機能・腎機能・薬物相互作用)の変化により血中濃度が変化する.
抗菌薬の場合は,静脈投与の薬剤が対象なので,服薬義務違反が生じることはない.抗痙攣薬のような長期投与は通常,実施しないが,一部薬物相互作用が認められることがある.
参考文献
1)戸塚恭一,橋本正良(監修):日本語版サンフォード感染症治療ガイド2009(第39版),pp 144-166,282-288,ライフサイエンス出版,2009
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