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特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第8集 内分泌学的検査 副腎
血中・尿中カテコールアミン
著者: 磯部和正1
所属機関: 1筑波大学大学院人間総合科学研究科臨床病理
ページ範囲:P.353 - P.354
文献購入ページに移動異常値の出るメカニズムと臨床的意義
カテコールアミンは副腎髄質や交感神経終末から放出されるホルモンである.褐色細胞腫腫瘍組織からも過剰に産生・放出され,高血圧や動悸などの症状を呈することになる.
腫瘍組織におけるカテコールアミン産生は正常な分泌・合成調節を受けておらず,腫瘍からは持続的あるいは突発的にカテコールアミン放出が起きている.
カテコールアミンは副腎髄質や交感神経終末から放出されるホルモンである.褐色細胞腫腫瘍組織からも過剰に産生・放出され,高血圧や動悸などの症状を呈することになる.
腫瘍組織におけるカテコールアミン産生は正常な分泌・合成調節を受けておらず,腫瘍からは持続的あるいは突発的にカテコールアミン放出が起きている.
参考文献
1)Unger N, et al:Diagnostic value of various biochemical parameters for the diagnosis of pheochromoytoma in patients with adrenal mass. Eur J Endocrinol 154:409-417, 2006
2)Eisenhofer G, Lenders JW, Pacak K:Biochemical diagnosis of pheochromocytoma. Front Horm Res 31:76-106, 2004
3)Isobe K, et al:Pathogenesis of pheochromocytoma. Front Horm Res 31:26-45, 2004
4)磯部和正:血中・尿中カテコールアミン,尿中メタネフリン,ノルメタネフリン.検査と技術 38:17-21, 2010
5)磯部和正,中井利昭:カテコールアミン.臨床スポーツ医学 21:386-388, 2004
6)谷中里美,他:ELISA法を用いた血中カテコールアミン測定の検討―安静仰臥位採血の重要性について.日本臨床検査自動化学会会誌 34:310-313, 2010
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