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文献詳細

雑誌文献

medicina47巻11号

2010年10月発行

文献概要

特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第8集 内分泌学的検査 性腺

エストロゲン(エストラジオール,尿中エストリオール),プロゲステロン

著者: 岩原由樹1 久保田俊郎1

所属機関: 1東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科生殖機能協関学

ページ範囲:P.360 - P.363

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 エストロゲンは女性ホルモンまたは卵胞ホルモンと呼ばれる性ステロイドホルモンである.そのなかでエストロン(E1),エストラジオール(E2),エストリオール(E3)がよく知られ,卵巣顆粒膜細胞で卵胞刺激ホルモン(follicle-stimulating hormone:FSH)の刺激によりアロマターゼ活性が更新し,莢膜細胞より供給されたアンドロゲンからエストロゲンが産生される.

 その臨床的意義としては,①女性における第二次性徴や妊娠・出産をはじめとする生殖機能への関与,②骨代謝や心疾患系の機能調節における役割,③乳腺や子宮内膜などのエストロゲン標的臓器の増殖や癌化への関与など非常に幅広い生理作用をもつ1)

 本稿ではエストロゲンのなかで,エストラジオールと尿中エストリオールについて解説し,黄体ホルモンであるプロゲステロンについても触れる.

参考文献

1)久保田俊郎:エストロゲン(エストラジオール,尿中エストリオール),プロゲステロン.medicina 42(増刊号):346-348, 2005
2)Jordan J, et al:Luteral phase defect;The sensitivity and specificity of diagnostic methods in common clinical use. Fertil Steril 62:54-62, 1994

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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