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特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第8集 免疫学的検査 感染関連検査〈微生物の抗原・抗体検査〉
梅毒血清反応
著者: 小林謙一郎1 大西健児1
所属機関: 1東京都立墨東病院感染症科
ページ範囲:P.416 - P.417
文献購入ページに移動梅毒トレポネーマはin vitroでの培養は不可能である.皮膚病変検体中のスピロヘータの同定に暗視野鏡検法や蛍光抗体法が用いられていたが,研究室以外では一般的ではない.したがって,梅毒の診断には血清反応が基本となっている.しかし,ほかの血清反応と同じように,感度・特異度の問題があるため臨床症状とあわせて診断する必要がある.
梅毒血清反応には大きく2種類があり,非特異的脂質抗原を用いる非トレポネーマ試験と,梅毒トレポネーマ抗原を用いるトレポネーマ試験とがある.
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