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今月の主題 糖尿病診療Update―いま何が変わりつつあるのか 序章
糖尿病診療をめぐる動向と展望
著者: 門脇孝1
所属機関: 1東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科
ページ範囲:P.1878 - P.1882
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★わが国では糖尿病患者数が約890万人とさらに増大し,合併症も特に腎症と大血管症が増大している.
★糖尿病を早期診断し早期治療を進めるため診断の第一段階にHbA1cを取り入れた.このHbA1cについては,国際標準化を進める.
★合併症抑制のために,血糖・血圧・脂質を統合的に治療するJ-DOIT3が進行中で,また,日本糖尿病学会の今後5年間のアクションプラン(DREAMS)が発表された.
★わが国では糖尿病患者数が約890万人とさらに増大し,合併症も特に腎症と大血管症が増大している.
★糖尿病を早期診断し早期治療を進めるため診断の第一段階にHbA1cを取り入れた.このHbA1cについては,国際標準化を進める.
★合併症抑制のために,血糖・血圧・脂質を統合的に治療するJ-DOIT3が進行中で,また,日本糖尿病学会の今後5年間のアクションプラン(DREAMS)が発表された.
参考文献
Nature Genetics 42:864-868, 2010
2)清野裕,他:糖尿病の分類と診断基準に関する委員会報告.糖尿病53:450-467,2010
3)社団法人日本糖尿病学会ホームページ(http://www.jds.or.jp/jds_or_jp0/index.php)
4)日本糖尿病学会(編):糖尿病治療ガイド2010, 文光堂,2010
5)日本糖尿病学会(編):科学的根拠にもとづく糖尿病診療ガイドライン,第3版,南江堂,2010
6)J-DOIT3(http://www.jdoit3.jp)
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