文献詳細
今月の主題 糖尿病診療Update―いま何が変わりつつあるのか
糖尿病治療薬の使い方
文献概要
ポイント
★GLP-1は消化管由来のホルモンで,膵β細胞を刺激しインスリン分泌を促す“インクレチン”である.
★GLP-1受容体作動薬は血糖値に依存したインスリン分泌作用を有するため,単独使用では低血糖の少ない血糖降下薬である.
★β細胞保護作用,食欲抑制作用,抗肥満作用,心筋保護作用なども期待されている.
★既存の薬剤と全く異なる作用を有するため,SU薬と併用した場合の低血糖のリスクや未知の副作用の可能性など注意する必要がある.
★長期成績,有効症例の特徴,効果的な使用法,安全性など今後の臨床経験の蓄積が待たれる.
★GLP-1は消化管由来のホルモンで,膵β細胞を刺激しインスリン分泌を促す“インクレチン”である.
★GLP-1受容体作動薬は血糖値に依存したインスリン分泌作用を有するため,単独使用では低血糖の少ない血糖降下薬である.
★β細胞保護作用,食欲抑制作用,抗肥満作用,心筋保護作用なども期待されている.
★既存の薬剤と全く異なる作用を有するため,SU薬と併用した場合の低血糖のリスクや未知の副作用の可能性など注意する必要がある.
★長期成績,有効症例の特徴,効果的な使用法,安全性など今後の臨床経験の蓄積が待たれる.
参考文献
1)Drucker DJ:The biology of incretin hormones. Cell Metabolism 3:153-165, 2006
2)Kaku K, et al:Improved glycaemic control with minimal hypoglycaemia and no weight change with the once-daily human glucagon-like peptide-1 analogue liraglutide as add-on to sulphonylurea in Japanese patients with type 2 diabetes. Diabetes. Obesity and Metabolism 12:341-347, 2010
3)日本糖尿病学会(http://www.jds.or.jp/)
掲載誌情報