文献詳細
文献概要
今月の主題 糖尿病診療Update―いま何が変わりつつあるのか 糖尿病治療薬の使い方
GLP-1受容体作動薬
著者: 竹内淳1 𠮷岡成人1
所属機関: 1NTT東日本札幌病院糖尿病内分泌内科
ページ範囲:P.1994 - P.1998
文献購入ページに移動★GLP-1は消化管由来のホルモンで,膵β細胞を刺激しインスリン分泌を促す“インクレチン”である.
★GLP-1受容体作動薬は血糖値に依存したインスリン分泌作用を有するため,単独使用では低血糖の少ない血糖降下薬である.
★β細胞保護作用,食欲抑制作用,抗肥満作用,心筋保護作用なども期待されている.
★既存の薬剤と全く異なる作用を有するため,SU薬と併用した場合の低血糖のリスクや未知の副作用の可能性など注意する必要がある.
★長期成績,有効症例の特徴,効果的な使用法,安全性など今後の臨床経験の蓄積が待たれる.
参考文献
掲載誌情報