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連載 手を見て気づく内科疾患・23
ヒポクラテス爪:喫煙の影響は手にも現れる
著者: 松村正巳1
所属機関: 1金沢大学医学教育研究センター リウマチ・膠原病内科
ページ範囲:P.1873 - P.1873
文献購入ページに移動患 者:50歳,男性
病 歴:1年6カ前に,関節炎,顔の紅斑,抗核抗体陽性などから全身性エリテマトーデスと診断され,加療中である.タバコは1日20本を20年間吸っていた.全身性エリテマトーデス診断後は禁煙した.
身体所見:両手にヒポクラテス爪を認める(図1).爪が先端に向かい鳥のくちばし状にカーブしており,爪と爪郭の形成する角度が180°になっている.胸郭の前後径が大きく,吸気時の肺底部胸郭の動きが小さい.
病 歴:1年6カ前に,関節炎,顔の紅斑,抗核抗体陽性などから全身性エリテマトーデスと診断され,加療中である.タバコは1日20本を20年間吸っていた.全身性エリテマトーデス診断後は禁煙した.
身体所見:両手にヒポクラテス爪を認める(図1).爪が先端に向かい鳥のくちばし状にカーブしており,爪と爪郭の形成する角度が180°になっている.胸郭の前後径が大きく,吸気時の肺底部胸郭の動きが小さい.
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