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文献詳細

雑誌文献

medicina47巻13号

2010年12月発行

今月の主題 これ血液悪性疾患?自分の守備範囲?―非専門医のための見分け方

血球異常:考え方と血液悪性疾患を疑う場合

白血球異常をみたら

著者: 山口博樹1

所属機関: 1日本医科大学血液内科

ページ範囲:P.2072 - P.2076

文献概要

ポイント

★薬剤歴,貧血や出血症状,リンパ節腫脹,肝脾腫のチェックは重要である.

★白血球分画において,芽球などの異常な細胞の有無や,増加・減少している細胞を確認することは大切である.

★血液疾患が疑われる場合は,バイタルサインに異常を認める症例,出血症状やDICを認める症例,芽球が著明に増加している症例は早急に専門施設を紹介受診させるべきである.

★慢性白血病の場合は,白血球数が高値であっても緊急性がない場合がある.

参考文献

1)財団法人がん研究振興財団:がんの統計 2009年版,pp 15-17,2009
2)河合 忠:基準値と異常値の間,改訂第5版,中外医学社,pp 98-102,2001
3)岡本真一郎:白血球の増加と減少.日医会誌124(Suppl):S68-S72, 2000

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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