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今月の主題 これ血液悪性疾患?自分の守備範囲?―非専門医のための見分け方 血球異常:考え方と血液悪性疾患を疑う場合
血小板異常をみたら
著者: 山口博樹1
所属機関: 1日本医科大学血液内科
ページ範囲:P.2078 - P.2081
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★明らかな出血症状がなく,血小板減少のみが認められた場合は,まず偽性血小板減少症を鑑別する.
★血小板減少症の原因として,薬剤性や血液疾患以外によるDICも少なくないので,血液疾患を疑う前にしっかりと鑑別する.
★ほかの血球異常を伴う血小板減少は,血液疾患の存在を強く示唆しており,血液専門医への紹介が必要である.
★明らかな出血症状がなく,血小板減少のみが認められた場合は,まず偽性血小板減少症を鑑別する.
★血小板減少症の原因として,薬剤性や血液疾患以外によるDICも少なくないので,血液疾患を疑う前にしっかりと鑑別する.
★ほかの血球異常を伴う血小板減少は,血液疾患の存在を強く示唆しており,血液専門医への紹介が必要である.
参考文献
1)河合 忠:基準値と異常値の間,改訂第5版,pp 91-93,中外医学社,2001
2)長澤俊郎:血小板の増加と減少.日医会誌124(Suppl):S78-S80, 2000
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