文献詳細
今月の主題 これ血液悪性疾患?自分の守備範囲?―非専門医のための見分け方
血球異常:考え方と血液悪性疾患を疑う場合
文献概要
ポイント
★HTLV-1抗体陽性者のほとんどは発症せずに一生を終える.
★HTLV-1キャリア判定には,Western blot法による確認検査が必要.
★HTLV-1キャリアがATLL(成人T細胞白血病/リンパ腫)を発症する頻度は年間3万人当たり1人である.
★授乳制限により,HTLV-1伝播が抑止されることを知っておく.
★sIL-2Rの数値に診断的有用性はない.
★総蛋白の相対的高値は骨髄腫が疑われるため,要注意である.
★HTLV-1抗体陽性者のほとんどは発症せずに一生を終える.
★HTLV-1キャリア判定には,Western blot法による確認検査が必要.
★HTLV-1キャリアがATLL(成人T細胞白血病/リンパ腫)を発症する頻度は年間3万人当たり1人である.
★授乳制限により,HTLV-1伝播が抑止されることを知っておく.
★sIL-2Rの数値に診断的有用性はない.
★総蛋白の相対的高値は骨髄腫が疑われるため,要注意である.
参考文献
1)Manns A, et al:Human T-lymphotropic virus type I infection. Lancet 353:1951-1958, 1999
2)Li HC, et al:Provirus load in breast milk and risk of mother-to-child transmission of human T lymphotropic virus type I. J Infect Dis 190:1275-1278, 2004
3)Witkowska AM:On the role of sIL2-R measurements in rheumatoid arthritis and cancers. Mediators Inflamm 3:121-130, 2005
掲載誌情報