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今月の主題 これ血液悪性疾患?自分の守備範囲?―非専門医のための見分け方 血液悪性疾患治療の現状
治療の進歩と予後の改善
著者: 脇本直樹1
所属機関: 1埼玉医科大学医学部血液内科
ページ範囲:P.2136 - P.2138
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★急性白血病の治療の主体は化学療法であるが,一部に分子標的薬が用いられる.
★Ph陽性急性リンパ性白血病と慢性骨髄性白血病に対しては,イマチニブが有効である.
★びまん性大細胞型B細胞リンパ腫に対しては,リツキシマブ併用化学療法が行われる.
★多発性骨髄腫の新規治療薬としてボルテゾミブなどが登場し,予後が改善しつつある.
★急性白血病の治療の主体は化学療法であるが,一部に分子標的薬が用いられる.
★Ph陽性急性リンパ性白血病と慢性骨髄性白血病に対しては,イマチニブが有効である.
★びまん性大細胞型B細胞リンパ腫に対しては,リツキシマブ併用化学療法が行われる.
★多発性骨髄腫の新規治療薬としてボルテゾミブなどが登場し,予後が改善しつつある.
参考文献
1)Ohno R, Ason N, Ohnishi K:Treatment of acute promyelocytic leukemia;Strategy toward further increase of cure rate. Leukemia 17:1454-1463, 2003
2)Yanada M, Ohno R, Naoe T:Recent advances in the treatment of Philadelphia chromosome-positive acute lymphoblastic leukemia. Int J Hematol 89:3-13, 2009
3)Deininger M, et al:International randomized study of interferon and STI571(IRIS)8-year follow-up;Sustained survival and low risk for progression or events in patients with newly diagnosed chronic myeloid leukemia in chronic phase(CML-CP)treated with imatinib. [abstract] Blood 114:1126, 2009
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