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文献詳細

雑誌文献

medicina47巻13号

2010年12月発行

文献概要

今月の主題 これ血液悪性疾患?自分の守備範囲?―非専門医のための見分け方 血液悪性疾患治療の現状

慢性リンパ性白血病

著者: 青木定夫1

所属機関: 1恒仁会新潟南病院血液内科

ページ範囲:P.2148 - P.2149

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ポイント

★慢性リンパ性白血病はCD5,CD23陽性の成熟リンパ球の低悪性度リンパ系腫瘍である.

★免疫グロブリン遺伝子の体細胞変異の有無やその代替因子,染色体異常などの予後因子が知られている.

★初回治療はリン酸フルダラビン単独で有効なことが多い.

★予後不良因子を有する例に対する多剤併用療法や新薬による治療は,臨床試験できちんと検証すべきである.

参考文献

1)青木定夫:慢性リンパ性白血病―最新の知見.臨血48:1378-1387, 2007
2)Hallek M, et al:Guidelines for the diagnosis and treatment of chronic lymphocytic leukemia;A report from the International Workshop on Chronic Lymphocytic Leukemia updating the National Cancer Institute-Working Group 1996 guidelines. Blood 111:5446-5456, 2008
3)Morabito F, et al:Definition of progression risk based on combinations of cellular and molecular markers in patients with Binet stage A chronic lymphocytic leukaemia. Br J Haematol 146:44-53, 2009
4)Lin KI, et al:Relevance of the immunoglobulin VH somatic mutation status in patients with chronic lymphocytic leukemia treated with fludarabine, cyclophosphamide, and rituximab(FCR)or related chemoimmunotherapy regimens. Blood 113:3168-3171, 2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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