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文献詳細

雑誌文献

medicina47巻2号

2010年02月発行

文献概要

今月の主題 アレルギー疾患を疑ったら,こう診る! Column

喘息と喫煙

著者: 武田勝行1

所属機関: 1

ページ範囲:P.210 - P.210

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 喫煙は咳の原因となるだけでなく,喘息の悪化因子としても注目されている.特に小児においては,受動喫煙と喘息の悪化との関係が重視されている.また,女性の喫煙率の増加が世界各国で問題となっているが,特に妊娠中の胎児に対する喫煙の影響も危惧されている.成人においても,疫学的に喫煙が喘息を悪化させること,また長期間の追跡調査で喫煙の有無が(禁煙するとやや改善するが)肺機能低下に影響することが報告されている.禁煙は容易ではないが,本人または周囲にリスクファクター(呼吸器・循環器疾患がある,または家族にアレルギー歴のある場合)がある患者に対しては,特に第一線の臨床医(またはチームを形成して)は,積極的にかつ粘り強く禁煙を勧めていかなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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