文献詳細
文献概要
今月の主題 アレルギー疾患を疑ったら,こう診る! 疾患別:アレルギー診療のポイント
成人の喘息:軽症―生活環境改善とβ刺激薬の使い方を中心に
著者: 岡本真和1
所属機関: 1国立長寿医療センター呼吸器科
ページ範囲:P.236 - P.239
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★日常診療で最も頻繁に遭遇する軽症喘息は,ガイドラインに沿った治療を行うことにより外来でコントロール可能である.
★アレルゲン除去など喘息の発症増悪因子の回避や除去は,喘息管理の前提条件である.
★短時間作用型β刺激薬の過剰使用は喘息を増悪させたり,喘息死を起こす危険性がある.
★ピークフローモニターを用いた喘息日誌によるセルフモニタリングや喘息アクションプランによる喘息管理,患者教育は長期管理において重要である.
★日常診療で最も頻繁に遭遇する軽症喘息は,ガイドラインに沿った治療を行うことにより外来でコントロール可能である.
★アレルゲン除去など喘息の発症増悪因子の回避や除去は,喘息管理の前提条件である.
★短時間作用型β刺激薬の過剰使用は喘息を増悪させたり,喘息死を起こす危険性がある.
★ピークフローモニターを用いた喘息日誌によるセルフモニタリングや喘息アクションプランによる喘息管理,患者教育は長期管理において重要である.
参考文献
1)社団法人日本アレルギー学会喘息ガイドライン専門部会(監修):喘息予防・管理ガイドライン2009,協和企画,2009
2)Miyamoto T, et al:Allergenic identity between the common floor mite (Dermatophagoides farinae Hughes, 1961) and house dust as a causative antigen in bronchial asthma. J Allergy 42:14-28, 1968
3)松井猛彦:気管支喘息急性期治療における薬物の科学的根拠に関する研究,厚生労働省,2002
4)Pauwels RA, et al:Early intervention with budesonide in mild persistent asthma;A randomised, double-blind trial. Lancet 361:1071-1076, 2003
5)Haahtela T, et al:Effects of reducing or discontinuing inhaled budesonide in patients with mild asthma. N Engl J Med 331:700-705, 1994
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