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文献詳細

雑誌文献

medicina47巻2号

2010年02月発行

文献概要

今月の主題 アレルギー疾患を疑ったら,こう診る! 疾患別:アレルギー診療のポイント

アレルギー性鼻炎:季節性

著者: 宮原聡子1 柳絵里子1

所属機関: 1滝宮総合病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.256 - P.260

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ポイント

★花粉症では,抗原回避と薬物療法が有効である.

★薬物療法は,病型,重症度を考えて投薬する.

★有症時の薬物は,第2世代抗ヒスタミン薬,鼻噴霧ステロイド薬が中心となり,必要に応じ他剤を加える.

★重症のために経口ステロイド薬(合剤),点鼻用血管収縮薬を使う必要がある場合は,治療開始時に短期間のみ用いる.

★重症の花粉症患者には,花粉飛散開始前後から薬物療法を始める初期療法を勧める.

参考文献

1)鼻アレルギー診療ガイドライン作成委員会(編):鼻アレルギー診療ガイドライン―通年性鼻炎花粉症2009年版,改訂第6版,ライフ・サイエンス,東京,2008
2)谷内一彦:インペアード・パフォーマンスの認知に関する検討―医師および薬剤師によるアンケート調査から.皮膚アレルギーフロンティア6:70-75,2008
3)岡本美孝:花粉症の治療実態と睡眠への影響―インターネット調査.ProgMed 28:2524-2533, 2008
4)Bousquet J, et al:Allergic rhinitis and its impact on asthma(ARIA)2008 update(in collaboration with the WHO, GA(2)LEN and AllerGen). Allergy 63(Suppl 86):8-160, 2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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