文献詳細
文献概要
今月の主題 アレルギー疾患を疑ったら,こう診る! 疾患別:アレルギー診療のポイント
アトピー性皮膚炎
著者: 岡田正人1
所属機関: 1聖路加国際病院アレルギー膠原病科(成人,小児)
ページ範囲:P.268 - P.271
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★アトピー性皮膚炎の皮膚病変の分布は年齢によって異なり,思春期から成人期においては顔,頸,そして上半身に皮疹が強い傾向がある.
★アトピー性皮膚炎の増悪因子として,3歳以降においては家ダニなどの通常は吸入性とされているアレルゲンが挙げられる.
★アトピー性皮膚炎の薬物療法の基本はステロイド外用薬である.
★使用するステロイド外用薬の強さは皮膚炎の存在する部位,患者の年齢と皮膚炎そのものの重症度を考慮して決定する.
★アトピー性皮膚炎の皮膚病変の分布は年齢によって異なり,思春期から成人期においては顔,頸,そして上半身に皮疹が強い傾向がある.
★アトピー性皮膚炎の増悪因子として,3歳以降においては家ダニなどの通常は吸入性とされているアレルゲンが挙げられる.
★アトピー性皮膚炎の薬物療法の基本はステロイド外用薬である.
★使用するステロイド外用薬の強さは皮膚炎の存在する部位,患者の年齢と皮膚炎そのものの重症度を考慮して決定する.
参考文献
1)日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎診療ガイドライン作成委員会:アレルギー性皮膚炎診療ガイドライン,2009年度版(http://www.dermatol.or.jp/medical/guideline/pdf/119081515j.pdf)
2)平成8年度厚生省長期慢性疾患総合研究事業アレルギー総合研究および平成9~20年度厚生労働科学研究:アトピー性皮膚炎治療ガイドライン2008(http://www.jaanet.org/guideline/04_atop/data/02_atopy2008_medical.pdf)
3)岡田正人:アトピー性皮膚炎.レジデントのためのアレルギー診療マニュアル,医学書院,2006
4)Bieber T:Atopic dermatitis. N Engl J Med 358:1483-1494, 2008
5)Systematic review of treatments for atopic eczema. Health Technol Assess. 4:1-191, 2000(http://www.hta.ac.uk/fullmono/mon437.pdf)
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