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文献詳細

雑誌文献

medicina47巻3号

2010年03月発行

文献概要

今月の主題 ウイルス肝炎―日常診療のポイント C型肝炎の日常診療

C型肝炎の自然経過

著者: 鈴木義之1 荒瀬康司1 熊田博光1

所属機関: 1虎の門病院肝臓センター

ページ範囲:P.432 - P.435

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ポイント

★C型慢性肝疾患患者の診療にあたっては,自覚症状の有無にとらわれることなく,血液データの推移により病期の進行を考慮し,適切な治療を行うべきである.

★たとえ慢性肝炎だとしても,高齢者においては,発癌のリスクを常に念頭に置いて診療にあたるべきである.

★合併症によりQOLを損なう可能性がある患者においては,現在症状がなくとも早めに専門医に相談するべきである.

参考文献

1)Ikeda K, et al:A multivariate analysis of risk factors for hepatocellular carcinogenesis;A prospective observation of 795 patients with viral and alcoholic cirrhosis. Hepatology 18:47-53, 1993
2)Ikeda K, et al:Disease progression and hepatocellular carcinogenesis in patients with chronic viral hepatitis;A prospective observation of 2,215 patients. J Hepatol 28:930-938, 1998
3)荒瀬康司:高齢者のC型慢性肝炎治療.京都消化器医会会報25:27-35, 2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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