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文献詳細

雑誌文献

medicina47巻3号

2010年03月発行

文献概要

今月の主題 ウイルス肝炎―日常診療のポイント ウイルス肝炎の周辺知識

肝硬変の病態と治療

著者: 玉井努1 宇都浩文1

所属機関: 1鹿児島大学大学院医歯学総合研究科消化器疾患・生活習慣病学

ページ範囲:P.462 - P.466

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ポイント

★ウイルス性肝硬変は,インターフェロンまたはエンテカビルを主体とした抗ウイルス療法をまず考慮する.

★抗ウイルス療法の効果が期待できないウイルス性肝硬変では,トランスアミナーゼの低下を目指す.

★非代償性肝硬変では,病態に応じた薬物療法・食事栄養療法の選択が重要である.

参考文献

1)主任研究者 熊田博光:肝硬変を含めたウイルス性肝疾患の治療の標準化に関する研究.平成20年度厚生労働科学研究肝炎等克服緊急対策研究事業(肝炎分野)報告書,pp 16-17,2009
2)Nishiguchi S, et al:Prevention of hepatocellular carcinoma in patients with chronic active hepatitis C and cirrhosis. Lancet 357:196-197, 2001
3)Tanaka N, et al:Efficacy and safety of addition of minor bloodletting (petit phlebotomy)in hepatitis C virus-infected patients receiving regular glycyrrhizin injections. J Gastroenterol 44:577-582, 2009
4)Muto Y, et al:Effects of oral branched-chain amino acid granules on event-free survival in patients with liver cirrhosis. Clin Gastroenterol Hepatol 3:705-713, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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