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文献詳細

雑誌文献

medicina47巻3号

2010年03月発行

文献概要

今月の主題 ウイルス肝炎―日常診療のポイント ウイルス肝炎の周辺知識

ウイルス肝炎に合併するHIV感染症の実態と対応

著者: 井上淳1 上野義之1 下瀬川徹1

所属機関: 1東北大学病院消化器内科

ページ範囲:P.473 - P.475

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ポイント

★日本におけるヒト免疫不全ウイルス(HIV)陽性患者の20%にC型肝炎ウイルス(HCV)感染が,6%にB型肝炎ウイルス(HBV)感染が合併している.

★HIV感染はB型およびC型慢性肝炎の予後に影響するため,肝炎患者においてHIV感染リスクがある場合は積極的にHIV検査を施行すべきである.

参考文献

1)Koike K, et al:Prevalence of hepatitis B virus infection in Japanese patients with HIV. Hepatol Res 38:310-314, 2008
2)Shibayama T, et al:Characterization of seven genotypes(A to E, G and H)of hepatitis B virus recovered from Japanese patients infected with human immunodeficiency virus type 1. J Med Virol 76:24-32, 2005
3)Koike K, et al:Prevalence of coinfection with human immunodeficiency virus and hepatitis C virus in Japan. Hepatol Res 37:2-5, 2007
4)Torriani FJ, et al:Peginterferon Alfa-2a plus ribavirin for chronic hepatitis C virus infection in HIV-infected patients. N Engl J Med 351:438-450, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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