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今月の主題 抗菌薬の使い方を究める 各抗菌薬の特徴と使い方
セフェム系抗菌薬の使い方
著者: 上田晃弘1
所属機関: 1東海大学医学部附属病院内科
ページ範囲:P.586 - P.590
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★セフェム系抗菌薬の区別のポイントはグラム陰性桿菌にある.
★セファゾリン(第1世代セフェム)はメチシリン感受性黄色ブドウ球菌(MSSA)による感染症の第一選択薬である.
★第3世代セフェムは,緑膿菌に対する活性の有無で2つに分類される.
★セフェム系抗菌薬は嫌気性菌に活性が低い.セフメタゾールは例外.
★セフェム系抗菌薬は腸球菌,メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA),リステリア,非定型肺炎の微生物,リケッチアに無効である.
★第1世代,第2世代セフェムは髄液への移行が悪い.一方,第3世代,第4世代セフェムは髄液への移行がよい.
★セフェム系抗菌薬の区別のポイントはグラム陰性桿菌にある.
★セファゾリン(第1世代セフェム)はメチシリン感受性黄色ブドウ球菌(MSSA)による感染症の第一選択薬である.
★第3世代セフェムは,緑膿菌に対する活性の有無で2つに分類される.
★セフェム系抗菌薬は嫌気性菌に活性が低い.セフメタゾールは例外.
★セフェム系抗菌薬は腸球菌,メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA),リステリア,非定型肺炎の微生物,リケッチアに無効である.
★第1世代,第2世代セフェムは髄液への移行が悪い.一方,第3世代,第4世代セフェムは髄液への移行がよい.
参考文献
1)青木眞:レジデントのための感染症診療マニュアル,第2版,医学書院,2008
2)Mandell GL, et al:Principles and Practice of Infectious Diseases 7th ed, Elsevir Churchill Livingstone, Philadelphia, 2009
3)戸塚恭一,橋本正良(監訳):サンフォード感染症治療ガイド200, ライフサイエンス出版,2009
4)Johns Hopkins ABX guide(http://hopkins-abxguide.org/)
5)医薬品医療機器情報提供ホームページ(http://www.info.pmda.go.jp)
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