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今月の主題 抗菌薬の使い方を究める 各抗菌薬の特徴と使い方
ケーススタディ:セフェム系抗菌薬の使い方の実際
著者: 上田晃弘1
所属機関: 1東海大学医学部附属病院内科
ページ範囲:P.591 - P.593
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★起因菌が判明すればde-escalationを行う.
★広域セフェム系抗菌薬がdefinitive therapyとして用いられる場面は,他剤に耐性の微生物が問題を起こしている場合などに限られる.
★メチシリン感受性黄色ブドウ球菌(MSSA)による重症感染症に対するdefinitive therapyでは,セファゾリンを選択する.
★セフトリアキソンはペニシリン耐性肺炎球菌の一部に活性をもち,また,βラクタマーゼ非産性アンピシリン耐性インフルエンザ菌(BLNAR)の第一選択薬である.
★起因菌が判明すればde-escalationを行う.
★広域セフェム系抗菌薬がdefinitive therapyとして用いられる場面は,他剤に耐性の微生物が問題を起こしている場合などに限られる.
★メチシリン感受性黄色ブドウ球菌(MSSA)による重症感染症に対するdefinitive therapyでは,セファゾリンを選択する.
★セフトリアキソンはペニシリン耐性肺炎球菌の一部に活性をもち,また,βラクタマーゼ非産性アンピシリン耐性インフルエンザ菌(BLNAR)の第一選択薬である.
参考文献
1)青木眞:レジデントのための感染症診療マニュアル 第2版,医学書院,2008
2)Mandell GL, et al:Principles and Practice of Infectious Diseases, 7th ed, Elsevir Churchill Livingstone, Philadelphia, 2009
3)Tunkel AR, et al:Practice guidelines for the management of bacterial meningitis. Clin Infec Dis 39:1267-1284, 2004
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