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文献詳細

雑誌文献

medicina47巻4号

2010年04月発行

文献概要

今月の主題 抗菌薬の使い方を究める 各抗菌薬の特徴と使い方

グリコペプチド系抗菌薬の使い方

著者: 上原由紀12

所属機関: 1順天堂大学医学部感染制御科学 2順天堂大学医学部総合診療科

ページ範囲:P.594 - P.598

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ポイント

★グリコペプチド系抗菌薬はグラム陽性菌に幅広く有効な抗菌薬である.

★主に医療ケア関連感染症や耐性グラム陽性菌感染症の治療に用いられる.

★耐性菌出現抑制の観点から,本当に必要な症例にのみ用いられるべきである.

★バンコマイシンの血中濃度測定は,耐性菌出現防止,治療成功および副作用防止のために必要である.

★投与中は腎障害をきたすほかの要因をできる限り回避する.

参考文献

1)青木眞:レジデントのための感染症診療マニュアル,第2版,pp 184-193, 医学書院,2008
2)Murray BE, et al:Glycopeptides(vancomycin and teicoplanin), streptogramins(quinupristin-dalfopristin), and lilpleptides(daptomycin). Mandell GL, et al(eds):Mandell, Douglas, Bennett's Principles of Infectious Diseases, 7th ed:pp 449-459, elsevire Churchill Livingstone, Philadelphia, 2009
3)Gilbert DN, et al(eds):The Sanford guide to antimicrobial therapy(39th edition), pp 179-182, Antimicrobial Therapy Inc., USA, 2009
4)Wilson JW, et al(eds):Mayo Clinic antimicrobial therapy;Quick guide, pp 74-78, Informa healthcare USA Inc, USA, 2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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