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文献詳細

雑誌文献

medicina47巻4号

2010年04月発行

文献概要

今月の主題 抗菌薬の使い方を究める 各抗菌薬の特徴と使い方

ケーススタディ:経口抗菌薬の使い方の実際

著者: 細川直登12

所属機関: 1亀田総合病院総合診療・感染症科 2亀田総合病院臨床検査科

ページ範囲:P.659 - P.662

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Case 1

26歳女性,主訴:排尿時痛.

現病歴:昨日より排尿時違和感を感じ,本日から排尿時痛がみられるため受診した.半年前に同様の症状があり,膀胱炎と診断され抗菌薬投与を受けたことがある.男性のsexualパートナーが1人いる.「妊娠はしていないと思う」とのこと.4日前に最終の性交渉歴あり.性交渉後の排尿は心がけていない.

既往歴・家族歴:特記すべきことなし.薬剤アレルギーなし.

身体所見:全身状態良好.血圧100/60mmHg,脈80回/分・整,呼吸数14回/分,体温36.5℃.頭頸部所見に異常なし,胸部理学所見異常なし.腹部理学所見;平坦,軟,恥骨直上を骨盤内に向けて圧迫すると圧痛あり,CVA(cost vertebral angle)叩打痛は左右ともなし.下腿浮腫なし.

検査所見:尿一般検査;pH8.0,蛋白(+),糖(-),潜血(+++),ケトン体(-),白血球反応(+++),亜硝酸塩(+).

血液検査;白血球6,500/μl,Hb 12.0g/dl,血小板18万/μl,AST14 IU/l,ALT 16 IU/l,BUN 10mg/dl,Cr 0.7mg/dl.妊娠反応;陰性.

参考文献

1)Mandell GL, Bennett JE, Dolin R, eds. Principles and Practice of Infectious Diseases. 7th edition. Philadelphia:CHURCHIL LIVNGSTONE ELSEVIER;2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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