文献詳細
今月の主題 ワンランク上の内科エマージェンシー―もうだまされない! 非典型例から最新知識まで
慌てず対応するためのカギ
どんな時,血圧は下げないといけないの?―血圧だけなら慌てない,慌てない.ひと休み,ひと休み.
著者: 金井伸行1
所属機関: 1淀さんせん会金井病院
ページ範囲:P.760 - P.763
文献概要
★無症候性高血圧に対し,すぐ降圧薬を投与すべきというエビデンスはなく,むしろ急速な降圧が有害になることもある.
★無症候性高血圧に対しては,まず安心と安静を提供し,患者のリスクに応じてフォローアップの指示を行う.
★高血圧に伴って臓器障害を疑わせる症候がある場合は,高血圧緊急症として静注薬による積極的な降圧が不可欠である.
参考文献
掲載誌情報