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文献詳細

雑誌文献

medicina47巻5号

2010年05月発行

今月の主題 ワンランク上の内科エマージェンシー―もうだまされない! 非典型例から最新知識まで

慌てず対応するためのカギ

どんな時,血圧は下げないといけないの?―血圧だけなら慌てない,慌てない.ひと休み,ひと休み.

著者: 金井伸行1

所属機関: 1淀さんせん会金井病院

ページ範囲:P.760 - P.763

文献概要

ポイント

★無症候性高血圧に対し,すぐ降圧薬を投与すべきというエビデンスはなく,むしろ急速な降圧が有害になることもある.

★無症候性高血圧に対しては,まず安心と安静を提供し,患者のリスクに応じてフォローアップの指示を行う.

★高血圧に伴って臓器障害を疑わせる症候がある場合は,高血圧緊急症として静注薬による積極的な降圧が不可欠である.

参考文献

1)Decker WW, et al:Clinical policy;Critical issues in the evaluation and management of adult patients with asymptomatic hypertension in the emergency department. Ann Emerg Med 47:237-249, 2006
2)Chobanian, AV, et al:The seventh report of the joint national committee on prevention, detection, evaluation, and treatment of high blood pressure;The JNC 7 report. JAMA 289:2560, 2003
3)Marik PE, Varon J:Hypertensive Crises;Challenges and management. CHEST 131:1949-1962, 2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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