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文献詳細

雑誌文献

medicina47巻5号

2010年05月発行

文献概要

今月の主題 ワンランク上の内科エマージェンシー―もうだまされない! 非典型例から最新知識まで 治療のためのカギ 【治療ストラテジー】

髄膜炎の治療ってどれくらい焦らないといけない?―できるだけ早く!

著者: 前川道隆1 山中克郎23

所属機関: 1安城更生病院腎臓内科 2藤田保健衛生大学一般内科 3藤田保健衛生大学救急総合診療部

ページ範囲:P.816 - P.819

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ポイント

★髄膜炎の症状や所見は典型的でない場合が多く,髄膜炎か判断に迷う場合には髄液検査を行う.

★髄膜炎を疑ったら,できるだけ早く抗菌薬治療を開始する必要がある.

★腰椎穿刺前の頭部CTは必要な場合のみに行えばよい.

★抗菌薬投与の前にステロイド投与を行うことで生命予後の改善,神経後遺症の減少が期待できる.

参考文献

1)Michael TF, van de Beek D:Emergency diagnosis and treatment of adultmeningitis.Lancet Infect Dis 7:191-200, 2007
2)Allan RT, et al:Practice guidelines for the management of bacterial meningitis. CID 39:1267-1284, 2004
3)細菌性髄膜炎の診療ガイドライン作成委員会:細菌性髄膜炎の診療ガイドライン.神経治療学 24:71-132, 2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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