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文献詳細

雑誌文献

medicina47巻5号

2010年05月発行

文献概要

今月の主題 ワンランク上の内科エマージェンシー―もうだまされない! 非典型例から最新知識まで 治療のためのカギ 【治療ストラテジー】

心筋梗塞の胸痛ってどれくらい急ぐものですか?―Time is muscle !

著者: 谷口洋貴1

所属機関: 1洛和会音羽病院総合診療科・救急センター

ページ範囲:P.820 - P.825

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ポイント

★Time is muscle! 特にSTEMIでは,時間との勝負!

★胸痛患者にはACSが混ざっている! 決して待たせたり放置せず,すぐにバイタルチェックや心電図をとる環境を構築しておこう.

★STEMIの治療にはPCIと血栓溶解療法がある.primary PCIのほうが成績がよく日本では好んで行われるが,適応を考えれば血栓溶解療法も武器となる.とにかく,早く再灌流を急げ!

★NSTEMIはリスクの層別化を行い,応じて対応をする.STEMIに準じた対応を迫られることもあるのでNSTEMIなりに急がないといけない.

参考文献

1)高野照夫・他:急性心筋梗塞(ST上昇型)の診断に関するガイドライン.Circ J 72:1347-1442, 2008
2)山口 徹・他:急性冠症候群の診断に関するガイドライン.Circ J 71:1-50, 2007
3)2005 American Heart Association Guidelines for Cardiopulmonary Resuscitation and Emergency Cardiovascular Care.Circulation 112(24 Supple):Ⅳ1-203, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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