文献詳細
文献概要
今月の主題 ワンランク上の内科エマージェンシー―もうだまされない! 非典型例から最新知識まで 治療のためのカギ 【治療ストラテジー】
敗血症の有効な治療はステロイドでしたっけ?―やっぱりEGDT !
著者: 高松由佳1 柳井真知1 藤谷茂樹1
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学救急医学教室
ページ範囲:P.826 - P.830
文献購入ページに移動★感染症によるSIRSが敗血症である.
★初期蘇生はEGDTに従って行い,発症後6時間以内のCVPが8~12mmHg以上,平均血圧65mmHg以上,時間尿量0.5m
★抗菌薬は,重症敗血症あるいは敗血症性ショックの認知後,1時間以内に投与する(severe sepsis bundlesは救急室入室時より3時間以内)2).
★十分な輸液と血管収縮薬を投与してもショックから離脱できない場合はヒドロコルチゾン(300mg/日以下),バソプレッシン(0.03単位/分)を考慮してもよい3).
参考文献
掲載誌情報