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文献詳細

雑誌文献

medicina47巻5号

2010年05月発行

文献概要

連載 手を見て気づく内科疾患・17

著明な手の腫脹―鎖骨下静脈閉塞

著者: 松村正巳1

所属機関: 1金沢大学医学教育研究センター リウマチ・膠原病内科

ページ範囲:P.743 - P.743

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患 者:84歳,女性

病 歴:1年前に腎硬化症から慢性腎不全となり血液透析が導入された.左前腕に内シャントが作成されたが閉塞した.続いて右肘部で動静脈吻合が行われたが,右鎖骨下静脈まで血栓性静脈炎を併発した.右鎖骨下静脈の完全閉塞のため右腕全体が著明に腫脹した.

身体所見:右手が著明に腫脹し,左手との差が明白である(図1).右肩に側副血行路の発達が認められた(図2).

参考文献

1)Davis D, et al:Subclavian venous stenosis;A complication of subclavian dialysis. JAMA 252:3404-3406, 1984

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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