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連載 手を見て気づく内科疾患・17
著明な手の腫脹―鎖骨下静脈閉塞
著者: 松村正巳1
所属機関: 1金沢大学医学教育研究センター リウマチ・膠原病内科
ページ範囲:P.743 - P.743
文献購入ページに移動病 歴:1年前に腎硬化症から慢性腎不全となり血液透析が導入された.左前腕に内シャントが作成されたが閉塞した.続いて右肘部で動静脈吻合が行われたが,右鎖骨下静脈まで血栓性静脈炎を併発した.右鎖骨下静脈の完全閉塞のため右腕全体が著明に腫脹した.
身体所見:右手が著明に腫脹し,左手との差が明白である(図1).右肩に側副血行路の発達が認められた(図2).
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