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書評
多飲症・水中毒―ケアと治療の新機軸
著者: 阪本奈美子1
所属機関: 1国立病院機構東京医療センター救命救急センター
ページ範囲:P.1105 - P.1105
文献購入ページに移動 臨床医として仕事を始めて,もう10年以上になる.いろいろなことを,それなりにわかっていたつもりだった.しかし,本当は何もわかっていなかった.何かにガツンと頭をたたかれた,そんな一冊だ.
タイトルを見ると,専門書に思われた.あるいは教科書かとも.しかし,そうだとしても常識を覆す構成である.普通だったら,定義や解説から始まるだろう.本書はなんと「Q&A」から始まる.意外であったが,「なんとなく」知っている多飲症や水中毒に対する抵抗感が一気になくなったのは事実である.そしてのめりこんでいく自分に気づいた.平易な文章でつづられているため,入り込みやすい.それでいて内容の深さにどんどんとはまりつつ進んでいくのである.
タイトルを見ると,専門書に思われた.あるいは教科書かとも.しかし,そうだとしても常識を覆す構成である.普通だったら,定義や解説から始まるだろう.本書はなんと「Q&A」から始まる.意外であったが,「なんとなく」知っている多飲症や水中毒に対する抵抗感が一気になくなったのは事実である.そしてのめりこんでいく自分に気づいた.平易な文章でつづられているため,入り込みやすい.それでいて内容の深さにどんどんとはまりつつ進んでいくのである.
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