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文献詳細

雑誌文献

medicina47巻7号

2010年07月発行

文献概要

今月の主題 高血圧診療―わかっていること・わからないこと 観察研究と介入試験からの最新のエビデンスとその限界

リスクの低い(臓器障害のない)比較的若年者および女性の高血圧

著者: 景山茂12

所属機関: 1東京慈恵会医科大学総合医科学研究センター薬物治療学研究室 2東京慈恵会医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科

ページ範囲:P.1144 - P.1147

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ポイント

★リスクの低い若年者における降圧療法の心血管イベント抑制効果は検証されていない.

★治療は降圧,QOL,医療費などの患者負担を考慮して行う.

★治療期間が長期に及ぶため生活習慣の改善が重要である.

★二次性高血圧の除外を忘れずに行う.

参考文献

1)Evidence-Based Medicine Working Group:Evidence-Based Medicine. A new approach to treating the practice of medicine. JAMA 268:2420-2425, 1992
2)高血圧治療ガイドライン2009,日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会編,ライフサイエンス出版,2009
3)高血圧専門医ガイドブック,日本高血圧学会編,診断と治療社,2009
4)Wiysonge CSU, et al:Beta-blockers for hypertension(Review). The Cochrane Collaboration. http://www.mrw.interscience.wiley.com/cochrane/clsysrev/articles/CD002003/frame.html(2010年6月9日アクセス)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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