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今月の主題 高血圧診療―わかっていること・わからないこと 指標やバイオマーカーの妥当性と診療への応用
血清学的指標,内分泌(BNP,アディポネクチン),EPCなど―現時点での臨床的な妥当性,有用性と今後の展望
著者: 野間玄督1 東幸仁12
所属機関: 1広島大学大学院医歯薬学総合研究科心臓血管生理医学 2広島大学大学院再生医療部
ページ範囲:P.1183 - P.1187
文献購入ページに移動★現時点では,高感度C反応性蛋白(hs-CRP)が最も脳心血管イベントや脳心血管死におけるサロゲート(代用)マーカーに近いものである.
★C反応性蛋白(CRP)は簡便で再現性は高いが,特異性に問題がある.
★心筋梗塞の診断ではトロポニンTやH-FABPが,心不全重症度評価ではBNPやNT-proBNPが生体サンプルバイオマーカーとして臨床現場で有効活用されている.
★現時点ではバイオマーカーのいくつかを組み合わせることによってサロゲートマーカーとしたほうが妥当であるが,補助的な意義が強い.
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