icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina47巻7号

2010年07月発行

文献概要

今月の主題 高血圧診療―わかっていること・わからないこと 指標やバイオマーカーの妥当性と診療への応用

二次性高血圧

著者: 髙橋克敏1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院腎臓・内分泌内科

ページ範囲:P.1188 - P.1193

文献購入ページに移動
ポイント

★原発性アルドステロン症は,血清カリウム正常のことが少なくない.

★クッシング症候群は,皮膚菲薄化や易出血性など,特徴的な身体所見を呈する.

★褐色細胞腫の高血圧は,発作性,持続性などさまざまで,正常血圧で副腎偶発腫のみの場合もある.

★睡眠時無呼吸症候群のヒントは,肥満,いびき,小顎症である.

★高齢者の血圧上昇時は,NSAIDなどの薬剤性高血圧や腎血管性高血圧も考える.

参考文献

1)原発性アルドステロン症の診断治療ガイドライン―2009―.日本内分泌学会.2010年5月.http://square.umin.ac.jp/endocrine/rinsho_juyo/index.html
2)日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会.高血圧治療ガイドライン2009,ライフ・サイエンス出版,2009
3)Mulatero P, et al:Increased diagnosis of primary aldosteronism, including surgically correctable forms, in centers from five continents. J Clin Endocrinol Metab 89:1045-1050, 2004
4)Rossi GP, et al:A prospective study of the prevalence of primary aldosteronism in 1,125 hypertensive patients. J Am Coll Cardiol 48:2293-2300, 2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?