文献詳細
文献概要
今月の主題 高血圧診療―わかっていること・わからないこと 一筋縄ではいかない高血圧診療
塩分制限をどのように実現するか?
著者: 𡈽橋卓也1
所属機関: 1国立病院機構九州医療センター高血圧内科
ページ範囲:P.1272 - P.1274
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★ガイドラインが提唱する高血圧患者の減塩目標は1日6g未満である.
★減塩指導に際しては,質問表や尿中食塩排泄量の測定により摂取量の評価を行う必要がある.
★尿中食塩排泄量の自己測定はフィードバック効果による減塩の実践が期待できる.
★メタボリック症候群や肥満合併高血圧は食塩摂取量が多く,減塩指導が困難な例が多い.
★カロリー制限,運動,飲酒制限など他の修正項目も含めた包括的指導が望ましい.
★ガイドラインが提唱する高血圧患者の減塩目標は1日6g未満である.
★減塩指導に際しては,質問表や尿中食塩排泄量の測定により摂取量の評価を行う必要がある.
★尿中食塩排泄量の自己測定はフィードバック効果による減塩の実践が期待できる.
★メタボリック症候群や肥満合併高血圧は食塩摂取量が多く,減塩指導が困難な例が多い.
★カロリー制限,運動,飲酒制限など他の修正項目も含めた包括的指導が望ましい.
参考文献
1)日本高血圧学会:高血圧治療ガイドライン2009(JSH2009).日本高血圧学会,2009
2)Ohta Y, et al:Relationship between the awareness of salt restriction and the actual salt intake in hypertensive patients. Hypertens Res 27:243-246, 2004.
3)Ohta Y, et al:Prevalence and lifestyle characteristics of hypertesive patients with metabolic syndrome followed at an outpatient clinic in Fukuoka, Japan. Hypertens Res 30:1077-1082, 2007.
4)Ohta Y, et al:Long-term compliance with salt restriction in Japanese hypertensive patients. Hypertens Res 28:953-957, 2005.
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