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文献詳細

雑誌文献

medicina47巻7号

2010年07月発行

文献概要

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編集室より

著者:

所属機関:

ページ範囲:P.1334 - P.1334

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●先日,偶然3日続けて寿司をいただく機会がありました.どこもそれぞれおいしかったのですが,魚の質と同じかそれ以上に重要だと思ったのが酢飯の味でした.砂糖と酢と塩分のバランスがいい酢飯は全体としてのバランスがよく,魚の味までよくなるように感じます.以前酢飯が好きでなかった時期があり,砂糖と酢を極力減らした酢飯を作ってみたことがありましたが,どうにもピントがぼけた味に.やはり「塩梅」は大切なのだと思いました.●昨年2009年の日本高血圧学会では,3日間を通してランチョンセミナーで学会特製の減塩弁当が提供されました.私がいただいたのは1食が2.2gに抑えられたものでしたが,日頃,薄味好みだと自認していた私でも驚くほどの薄味で,料理によってはほとんど味を感じないものもありました.減塩食にはだしと酸味,香辛料などで味にメリハリをつける必要があるとはよく言われることですが,身をもって経験しました.これも「塩梅」の大切さでしょうか.●本特集でも重要なポイントとなっている塩分制限.座談会でも「塩分を多く摂取しているときは同時に油や炭水化物も多く摂っている.総摂取カロリーを下げれば自然と塩分摂取も減る」との指摘があり,なるほどと思いました.今回は座談会にご参加いただいた先生方はラーメンの有名な地域が多く(熊本,福岡,北海道),ラーメン談義にも花が咲きました.「福岡と札幌に出張に行くと血圧が上がる(笑)」との発言もありましたが,今年の高血圧学会の開催地は福岡.誘惑にかられる3日間となりそうです.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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