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文献詳細

雑誌文献

medicina47巻8号

2010年08月発行

文献概要

今月の主題 呼吸不全の診療 呼吸不全を招く疾患

ウイルス性肺炎―新型インフルエンザ肺炎を中心に

著者: 川名明彦1 河野修一1 篠田雅宏1

所属機関: 1防衛医科大学校内科(感染症・呼吸器)

ページ範囲:P.1391 - P.1394

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ポイント

★インフルエンザ,アデノ,RS,パラインフルエンザ,コロナなどが成人のウイルス性肺炎の原因となる.

★ウイルス性肺炎は,肺胞の障害,気道分泌物の貯留による無気肺や肺胞隔壁の浮腫により,Ⅰ型呼吸不全をきたす.

★パンデミック(H1N1)2009による肺炎の病態は多彩だが,Ⅰ型呼吸不全をきたす.

参考文献

1)File Jr TM:Community-acquired pneumonia. Lancet 362:1991-2001, 2003
2)Writing committee of the WHO consultation on clinical aspects of pandemic(H1N1)2009 influenza:Clinical aspects of pandemic 2009 influenza A(H1N1)virus infection. N Engl J Med 362:1708-1719, 2010
3)吉田裕輔,他:人工呼吸管理例を含むパンデミックインフルエンザA(H1N1)2009肺炎3例の治療経験.日小児会誌114:85-87, 2010
4)Hasegawa M, et al:Bronchial casts and pandemic(H1N1)2009 virus infection. Emerg Infect Dis 16:344-346, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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