文献詳細
文献概要
今月の主題 呼吸不全の診療 呼吸不全を招く疾患
薬剤性肺炎
著者: 三藤久1
所属機関: 1北里大学医学部呼吸器内科学
ページ範囲:P.1404 - P.1408
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★薬剤性肺炎は薬物療法を行ううえで避けて通ることのできない重要な副作用で,薬剤性肺炎を生じうる薬剤も増加している.
★臨床病型は薬剤ごとに特有な1つの病型を示すものではなく,1種類の薬剤でも多種の臨床病型を示しうる.しかし,薬剤により起こしやすい病型がある.
★薬剤性肺炎を診断する手がかりは,すべての薬剤は肺障害を起こす可能性があるとして疑うことにある.
★薬剤に対する適切な知識,症例選択,治療管理が行われれば,薬剤性肺炎の予防は可能である.
★薬剤性肺炎は薬物療法を行ううえで避けて通ることのできない重要な副作用で,薬剤性肺炎を生じうる薬剤も増加している.
★臨床病型は薬剤ごとに特有な1つの病型を示すものではなく,1種類の薬剤でも多種の臨床病型を示しうる.しかし,薬剤により起こしやすい病型がある.
★薬剤性肺炎を診断する手がかりは,すべての薬剤は肺障害を起こす可能性があるとして疑うことにある.
★薬剤に対する適切な知識,症例選択,治療管理が行われれば,薬剤性肺炎の予防は可能である.
参考文献
1)社団法人日本呼吸器学会薬剤性肺障害ガイドライン作成委員会(編);薬剤性肺障害の評価,治療についてのガイドライン,メディカルレビュー社,東京,2006
2)大中原研一,東元一晃,他:薬剤性肺疾患の臨床的特徴―「アマメシバ」関連閉塞性細気管支炎を含めて.呼吸 23:540-545, 2004
3)工藤翔二:日本人にとっての薬剤性肺障害.日胸65:963-970, 2006
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