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文献詳細

雑誌文献

medicina47巻8号

2010年08月発行

文献概要

連載 今日の処方と明日の医学・3

【利益相反】の考え方と管理のポイント

著者: 芹生卓1 藤井裕1 日本製薬医学会

所属機関: 1ブリストル・マイヤーズ株式会社研究開発部門

ページ範囲:P.1490 - P.1491

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医薬品は,変革の時代を迎えています.国際共同治験による新薬開発が多くなる一方で,医師主導の治験や臨床研究などによるエビデンスの構築が可能となりました.他方,薬害問題の解析から日々の副作用報告にも薬剤疫学的な考察と安全対策への迅速な反映が求められています.そこで,この連載では医薬品の開発や安全対策を医学的な観点から解説し,日常診療とどのように結びついているのかをわかりやすくご紹介します.

参考文献

1)曽根三郎:臨床研究に係る利益相反(COI)申告・開示とその管理.日内会誌99:625-643, 2010
2)落合和徳:がん臨床研究と利益相反に関する指針.Cancer Fronti 10:84-89, 2008
3)三浦朋子:医学と利益相反―アメリカから学ぶ,弘文堂,2007
4)Dettweiler U, et al:Points to consider for ethics committees in human gene therapy trials. Bioethics 15:491-500, 2001
5)American Society of Clinical Oncology:Revised conflict of interest policy. J Clin Oncol 21:2394-2396, 2003
6)American Society of Clinical Oncology:Revised conflict of interest policy. J Clin Oncol 24:519-521, 2006
7)根来俊一:利益相反―医学会活動におけるがん臨床研究に関する利益相反を中心に.腫瘍内科3:346-350, 2009
8)今村恭子:医療の質を高める臨床研究の実現を目指して 日本製薬医学会の「臨床研究に関する提言」.medicina 47:334-337, 2010
9)一般財団法人日本製薬医学会:臨床研究に関する提言(http://japhmed.jp/%E6%8F%90%E8%A8%8020091016.pdf)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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