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文献詳細

雑誌文献

medicina47巻9号

2010年09月発行

今月の主題 虚血性心疾患―プライマリケアは内科医が担う

エビデンスに基づいた二次予防のための薬物療法

虚血性心疾患予防のための脂質管理

著者: 宮崎哲朗1 代田浩之1

所属機関: 1順天堂大学医学部循環器内科

ページ範囲:P.1619 - P.1622

文献概要

ポイント

★動脈硬化症の発症・進展には炎症が関与している.

★スタチンにはLDLコレステロール低下作用に加え,抗炎症作用が期待される.

★フィブラートは低HDLコレステロールおよび,高中性脂肪患者において,より効果が期待される.

★スタチンを用いる積極的脂質低下療法によるプラーク退縮が認められる.

★二次予防においては,積極的脂質低下療法が推奨される.

参考文献

1)日本動脈硬化学会:動脈硬化性疾患予防ガイドライン2007年版,2007
2)Okazaki S, et al:Early statin treatment in patients with acute coronary syndrome;Demonstration of the beneficial effect on atherosclerotic lesions by serial volumetric intravascular ultrasound analysis during half a year after coronary event;The ESTABLISH Study. Circulation 110:1061-1068, 2004
3)LaRosa JC, et al:Intensive lipid lowering with atorvastatin in patients with stable coronary disease. N Engl J Med 352:1425-1435, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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