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文献詳細

雑誌文献

medicina48巻1号

2011年01月発行

文献概要

今月の主題 皮膚から内科疾患を疑う 紅斑

匍行性環状紅斑

著者: 吉村理枝子1 望月隆1

所属機関: 1金沢医科大学皮膚科

ページ範囲:P.16 - P.19

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ポイント

★匍行性環状紅斑は高率に内臓悪性腫瘍を合併する.

★臨床症状は特異的で四肢,体幹に木目状,縞馬状,蛇行状などと表現される紅斑が出現する.

★紅斑はそう痒が非常に強く,速やかに移動,遠心性に拡大,変形する.

★皮疹は合併する内臓悪性腫瘍の摘出により消退するとされている.

参考文献

1)Gammel JA:Erythema gyratum repens;Skin manifestions in patient wuth carcinoma of breast.AMA Arch Derm Syph 66:494-505,1952
2)吉村理枝子・他:皮疹を契機に大腸癌が発見されたerythema gyratum repens.皮膚病診療31:1387-1390,2009
3)富永恒平・他:環状紅斑を契機に発見された超高齢者胃癌の1切除例.日臨外会誌69:63-67,2008
4)末木博彦・榊原佳奈子:内臓悪性腫瘍と紅斑.MB Derma122:50-55, 2007
5)西山茂夫:環状の紅斑.皮膚病診療1:1001-1004, 1979

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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