文献詳細
今月の主題 皮膚から内科疾患を疑う
結節~結節性紅斑
文献概要
ポイント
★皮下脂肪織炎様T細胞リンパ腫は皮下脂肪組織を病変の場とする末梢性T細胞リンパ腫である.
★発赤を伴う有痛性皮疹のため,炎症性疾患と誤診することがあるので注意が必要である.
★組織学的には脂肪織炎を示す.細胞異型性は目立たないことが多く診断が困難であるが,脂肪細胞を取り囲む腫瘍細胞(rimming)を認めるのが特徴である.
★血球貪食症候群を伴うものは約30%とされ,その場合は予後が悪い.
★皮下脂肪織炎様T細胞リンパ腫は皮下脂肪組織を病変の場とする末梢性T細胞リンパ腫である.
★発赤を伴う有痛性皮疹のため,炎症性疾患と誤診することがあるので注意が必要である.
★組織学的には脂肪織炎を示す.細胞異型性は目立たないことが多く診断が困難であるが,脂肪細胞を取り囲む腫瘍細胞(rimming)を認めるのが特徴である.
★血球貪食症候群を伴うものは約30%とされ,その場合は予後が悪い.
参考文献
1)大塚幹夫:皮膚T/NK細胞リンパ腫の診療ガイドライン.Skin Cancer 23:294-301, 2008
2)Willemze R, et al:Subcutaneous panniculitis-like T-cell lymphoma. Blood 111:838-845, 2008
3)White JW, Winkelmann RK:Weber-Christian panniculitis:A review of 30 cases with this diagnosis, JAAD 39:56-62, 1998
掲載誌情報