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今月の主題 皮膚から内科疾患を疑う 紫斑
下腿の紫斑と潰瘍
著者: 松木美和1 高橋一夫2
所属機関: 1川崎協同病院皮膚科 2横浜市立大学医学部皮膚科
ページ範囲:P.60 - P.63
文献購入ページに移動★下腿の紫斑と潰瘍を診た際には,皮膚生検による病理学的検討をし,血管炎の有無などを評価して診断をつけることが望ましい.
★血管変化を疑わせる皮膚病変(浸潤を触れる紫斑,潰瘍など),寒冷曝露による網状皮斑や寒冷蕁麻疹をみたときにクリオグロブリン血症を疑う.
★クリオグロブリンの採血の際には使用するシリンジや針を37℃前後に温め,採血後の採血管も温めたまま検査室に運び,遠心し血清分離するまで冷やさないことが大切である.
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