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文献概要
今月の主題 皮膚から内科疾患を疑う 色素沈着
手背の色素沈着と瘢痕
著者: 川原繁1
所属機関: 1近畿大学医学部皮膚科
ページ範囲:P.84 - P.86
文献購入ページに移動★晩発性皮膚ポルフィリン症(PCT)の好発年齢は中年以降である.
★PCTは,基礎疾患にアルコール性肝炎などの肝疾患を伴うことが多い.
★PCTの皮膚症状は,顔と手背の色素沈着と手の水疱・びらん・痂皮である.
★PCTの診断は,尿中ウロポルフィリンの高値を証明することにより確定される.
★PCTの治療は,基礎となる肝疾患の治療,および日常の遮光である.
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