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文献詳細

雑誌文献

medicina48巻1号

2011年01月発行

文献概要

今月の主題 皮膚から内科疾患を疑う 色素沈着

手背の色素沈着と瘢痕

著者: 川原繁1

所属機関: 1近畿大学医学部皮膚科

ページ範囲:P.84 - P.86

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ポイント

★晩発性皮膚ポルフィリン症(PCT)の好発年齢は中年以降である.

★PCTは,基礎疾患にアルコール性肝炎などの肝疾患を伴うことが多い.

★PCTの皮膚症状は,顔と手背の色素沈着と手の水疱・びらん・痂皮である.

★PCTの診断は,尿中ウロポルフィリンの高値を証明することにより確定される.

★PCTの治療は,基礎となる肝疾患の治療,および日常の遮光である.

参考文献

1)野中薫雄,三浦隆:ポルフィリン症.市橋正光,堀尾武(編):光線過敏症,pp148-158,金原出版,2002
2)川原繁:ポルフィリン症.Derma 96:35-39,2005
3)落合豊子:C型肝炎患者でみられる皮膚疾患.Medicina 43:1734-1736,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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