文献詳細
今月の主題 皮膚から内科疾患を疑う
色素沈着
文献概要
ポイント
★晩発性皮膚ポルフィリン症(PCT)の好発年齢は中年以降である.
★PCTは,基礎疾患にアルコール性肝炎などの肝疾患を伴うことが多い.
★PCTの皮膚症状は,顔と手背の色素沈着と手の水疱・びらん・痂皮である.
★PCTの診断は,尿中ウロポルフィリンの高値を証明することにより確定される.
★PCTの治療は,基礎となる肝疾患の治療,および日常の遮光である.
★晩発性皮膚ポルフィリン症(PCT)の好発年齢は中年以降である.
★PCTは,基礎疾患にアルコール性肝炎などの肝疾患を伴うことが多い.
★PCTの皮膚症状は,顔と手背の色素沈着と手の水疱・びらん・痂皮である.
★PCTの診断は,尿中ウロポルフィリンの高値を証明することにより確定される.
★PCTの治療は,基礎となる肝疾患の治療,および日常の遮光である.
参考文献
1)野中薫雄,三浦隆:ポルフィリン症.市橋正光,堀尾武(編):光線過敏症,pp148-158,金原出版,2002
2)川原繁:ポルフィリン症.Derma 96:35-39,2005
3)落合豊子:C型肝炎患者でみられる皮膚疾患.Medicina 43:1734-1736,2006
掲載誌情報