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今月の主題 皮膚から内科疾患を疑う 色素沈着
間擦部の色素沈着と疣贅の多発
著者: 平良真希子1
所属機関: 1琉球大学医学部皮膚科
ページ範囲:P.87 - P.89
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★間擦部の色素沈着と疣贅の多発をみたとき,黒色表皮腫を考える.
★診断には皮膚生検が必要である.
★悪性黒色表皮腫(MAN)では皮疹が悪性腫瘍に先行または同時発生するため,悪性腫瘍の検索を行う.
★日本ではMANと胃癌の合併が多い.
★間擦部の色素沈着と疣贅の多発をみたとき,黒色表皮腫を考える.
★診断には皮膚生検が必要である.
★悪性黒色表皮腫(MAN)では皮疹が悪性腫瘍に先行または同時発生するため,悪性腫瘍の検索を行う.
★日本ではMANと胃癌の合併が多い.
参考文献
1)Ilvesmaki V, et al:Insulin-like growth factors and their receptors in adrenal tumors;High IGF-II expression in functional adrenocortical carcinomas. J Clin Endocrinol Metab 77:852-858, 1993
2)James WD, Berger TG, Elston D:Andrew's diseases of the skin, Clinical dermatology, 10th ed, p 506, Saunders, Philadelphia, 2006
3)本間亜美・他:悪性黒色表皮腫 胃癌術後リンパ節転移の増大消失に並行して皮疹の消長をみた症例.皮病診療27:pp 635-638, 2005
4)福本大輔・他:胃癌の経過と皮膚症状が並行した悪性黒色表皮腫の1例.皮膚臨床 45:pp 1645-1648, 2003
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