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文献詳細

雑誌文献

medicina48巻1号

2011年01月発行

文献概要

今月の主題 皮膚から内科疾患を疑う 色素沈着

間擦部の色素沈着と疣贅の多発

著者: 平良真希子1

所属機関: 1琉球大学医学部皮膚科

ページ範囲:P.87 - P.89

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ポイント

★間擦部の色素沈着と疣贅の多発をみたとき,黒色表皮腫を考える.

★診断には皮膚生検が必要である.

★悪性黒色表皮腫(MAN)では皮疹が悪性腫瘍に先行または同時発生するため,悪性腫瘍の検索を行う.

★日本ではMANと胃癌の合併が多い.

参考文献

1)Ilvesmaki V, et al:Insulin-like growth factors and their receptors in adrenal tumors;High IGF-II expression in functional adrenocortical carcinomas. J Clin Endocrinol Metab 77:852-858, 1993
2)James WD, Berger TG, Elston D:Andrew's diseases of the skin, Clinical dermatology, 10th ed, p 506, Saunders, Philadelphia, 2006
3)本間亜美・他:悪性黒色表皮腫 胃癌術後リンパ節転移の増大消失に並行して皮疹の消長をみた症例.皮病診療27:pp 635-638, 2005
4)福本大輔・他:胃癌の経過と皮膚症状が並行した悪性黒色表皮腫の1例.皮膚臨床 45:pp 1645-1648, 2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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