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文献詳細

雑誌文献

medicina48巻10号

2011年10月発行

文献概要

今月の主題 一般内科医がみる血液疾患―血液専門医との効率的な連携のために 血液疾患の診断へのアプローチ

出血傾向・血小板減少症の鑑別診断

著者: 大森司1

所属機関: 1自治医科大学分子病態治療研究センター分子病態研究部

ページ範囲:P.1704 - P.1709

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ポイント

★止血機序は血小板血栓による一次止血と凝固反応による二次止血に分けられる.

★問診では過去の出血歴・薬剤の内服歴に注意する.

★出血傾向のスクリーニング検査として,血算,PT,APTT,フィブリノゲン,FDPを測定する.

★血小板数が1万/μl以下の場合は自然出血のリスクがあり,緊急な対応が必要である.

★血小板減少症は主に①血小板産生低下,②破壊亢進・消費性の減少に起因する.

参考文献

1)大森 司:血小板と臨床検査.日本血栓止血学会(編):わかりやすい血栓と止血の臨床,pp38-40,南江堂,2011
2)Seligsohn U, Kaushansky K:Classification, clinical manifestations, and evaluation of disorders of hemostasis. Lichtman MA, Kipps TJ, Kaushansky K(eds):Williams Hematology, 7th ed, pp1741-1747, McGraw-Hill, NY, 2006
3)尾崎由基男:血小板数の低下する疾患・病態の鑑別.日本血栓止血学会(編):わかりやすい血栓と止血の臨床,pp41-44,南江堂,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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