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文献詳細

雑誌文献

medicina48巻10号

2011年10月発行

文献概要

今月の主題 一般内科医がみる血液疾患―血液専門医との効率的な連携のために 血液疾患の診断へのアプローチ

リンパ節腫脹の鑑別診断

著者: 伊豆津宏二1

所属機関: 1虎の門病院血液内科

ページ範囲:P.1730 - P.1733

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ポイント

★限局性リンパ節腫大では,まず灌流領域の感染・炎症・悪性腫瘍の有無を診察により確認する.

★診察や血液検査などでリンパ節腫大の原因が明らかでない場合は,リンパ節生検の適応を考慮する.

★リンパ節生検のタイミングは,リンパ節の大きさ,増大速度,病変の拡がり方,検査値異常などを参考にして決める.

★リンパ節生検を行う場合には悪性リンパ腫の可能性を考えて,病理検体のほか,生検体を用いてフローサイトメトリー,染色体検査を行う.

参考文献

1)Bazemore AW, Smucker DR:Lymphadenopathy and malignancy. Am Fam Physician 66:2103-2110, 2002
2)Brown JR, Skarin AT:Clinical mimics of lymphoma. Oncologist 9:406-416, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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