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文献詳細

雑誌文献

medicina48巻10号

2011年10月発行

文献概要

今月の主題 一般内科医がみる血液疾患―血液専門医との効率的な連携のために 専門医へ紹介するタイミング

白血病・骨髄異形成症候群の疑い

著者: 松下章子1 石川隆之1

所属機関: 1神戸市立医療センター中央市民病院免疫血液内科

ページ範囲:P.1754 - P.1757

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ポイント

★血算に異常がみられ,白血球分画で芽球がみられれば,直ちに専門医に紹介する.

★血小板減少と白血球分画で前骨髄球増加を認めた場合,直ちに専門医に紹介する.

★白血球数10万/μl以上で,呼吸器/神経症状を認めた際は,緊急事態として対応する.

★大球性貧血には注意が必要である.

★血小板数や白血球数の異常が持続し,原因が同定できないときは専門医に紹介する.

参考文献

1)麻生範雄:白血病.大西一功(編):造血器腫瘍取扱い規約,pp 1-52,金原出版,2010
2)石川隆之:骨髄異形成症候群.三谷絹子(編):造血器腫瘍取扱い規約,pp 67-95,金原出版,2010
3)鈴木隆浩,高徳正昭:骨髄異形成症候群.小澤敬也,坂田洋一(編):血液内科診療マニュアル,pp 48-54,日本医学館,2008
4)松山智洋・他:急性骨髄性白血病.小澤敬也,坂田洋一(編):血液内科診療マニュアル,pp 74-94,日本医学館,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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